トゥールナージュ、ラストチャンスを活かせず。

3月11日。トゥールナージュが出走。
姫路競馬5Rの、4歳以上C2クラス1組対象の条件戦。距離1400mでした。

繋靭帯炎明けだった前回は3着。
初の姫路競馬場でしたが、C1クラスで勝ち鞍がある仔。
地力でこの着順に来たというところでしょう。

引き続きC2クラスにとどまります。
姫路競馬場はこれで2回目。相手関係は楽なはず。
怪我の功名で3勝目を狙う大きなチャンスだったと思いますが、
一方で再ファンド条件達成にはラストチャンスでもありました。

3月11日(木)姫路競馬・C2・D1400mに出走を予定しています。
橋本(明)師「レース後も問題なく、脚元への反動は出ていませんので、この中間も予定通りの調整ができました。休み明けの前走で接戦を演じることができましたし、上積みも見込んでさらに前進を期待したいです」

なお本馬は、地方競馬へ転籍した日から2021年3月19日をもって丸1年が経過し、会員規約で定められた中央競馬再転入条件を満たす期限を迎えることから、本レースが中央競馬復帰へのラストチャレンジとなる可能性があります。
(3月5日。ローレルクラブより)

すでに5歳のトゥールナージュ。
骨折で4歳になってから兵庫競馬で再始動となっていました。
それももう1年前の話になります。
つまり再ファンド条件達成にはここで勝つしかありません。

先述のように大きなチャンスであり、一発回答必須のプレッシャーもあり。
なんとか答えを出して!と祈っていましたが・・・

厳しい現実を突きつけられてしまいました。

トゥールナージュ、今回も気合十分でいい雰囲気でした。
馬体重こそ5kg減っていましたが、力は出せる状態だと思いましたし、
今回もこの仔らしく一生懸命走りきってくれたと思います。

ただ、ゲートを出るのがわずかに遅れた分が命取りに・・・

先手を取れなかったトゥールナージュは中段やや後ろに。
そして逃げていたのは吉村騎手騎乗のチャピ。
ヴァリアントジョイに乗ってくれたときにも見せていましたが、
逃げたときの吉村騎手はグーンとペースダウンさせて、
逃げ馬に好都合なペースを作り出すのがとても上手です。

実況でも「極端にペースが落ちました」と言われていたように、
吉村騎手はバックストレッチでかなりペースダウンさせていました。
この「吉村マジック」と言っていい技にやられてしまいましたね・・・


(絶妙のペースダウンで、自分のペースに持ち込む吉村騎手とチャピ)

トゥールナージュ、4コーナー前からスパートしてきて、
メンバー最速の上がりでよく追い込んできてくれました。
ですが、楽をしていたチャピは止まりませんでした。
しかもメンバー3位の上がりを使われてしまっては・・・
結局3着に上がってくるところでゴールを迎えてしまいました。

3月11日(木)姫路5R・C2一4歳以上・D1400m・11頭立5枠5番に永井孝典54.0kg・馬体重455kg(-5)で出走して、タイム1分34秒5(良)で0.3秒差の3着でした。

橋本(明)師「もっとレースが流れれば結果は違ったと思いますけど、途中から極端にペースを落とした吉村騎手にしてやられた展開になってしまいました。これまで応援していただいていた方々には、目標が達成できずに大変申し訳なく思います」

尚、本馬は会員規約による再ファンド登録条件不達のため、再ファンドを断念する事になりました。今後は引き続き園田競馬に所属して現役を続行する予定です。また、再ファンドを承諾された会員の方へは、別途ご案内書を送付いたします。これまで本馬を応援していただき誠にありがとうございました。
(3月11日。ローレルクラブより)

タイムアップ。
これでトゥールナージュはローレルクラブを離れることになりました。
どんな仔でもそうですけど、とても寂しいですね・・・

常に走ることに前向きで、レースでは一生懸命走ってくれます。
そして集中力が高く、雷雨にも動じず力を出してくれる仔。
生産された協和牧場さんが「眼力がある」と言われていたように、
牝馬ながら精神面はとても素晴らしいものを持っていました。

それだけにいい結果が出て報われて欲しいと常々思っていましたが、
気持ちに体がついてきてこなかったのが痛かったですね。
JRA時代は骨折、兵庫競馬では繋靭帯炎に悩まされてしまいました。
もっと脚元が強かったなら・・・

残念な結果になりましたが、トゥールナージュは現役続行。
変わらずレースはチェックしていきますし、もちろん応援します。
少なくとも3勝目は挙げて欲しいですし、Bクラス入りを果たして欲しい。
最低限、JRA1勝クラスで通用するくらいの力はあった、
というところを見せて、無事現役を終えて欲しいと思っています。