ローレルジェイド、リスタートへ

JRA復帰と再ファンドを目指しているローレルジェイド。
移籍しているホッカイドウ競馬デビューが決まったようですね。

4月9日(木)門別・D1000m・3頭立1枠1番に阪野学56.0kg・馬体重500kgで能力検査を受け、タイム1分3秒4(稍重)で2着入線馬に1秒差を付けて1着入線しました。NAR初戦は4月15日(水)門別・D1200mに阪野学で出走を予定しています。

安田師「まずは矯正馬具を着けず、気合いを出すために他馬に突かれながら走らせたかったのですが、好発から少し促がすとスピードの違いで離して逃げる展開になってしまい、単走での検査になってしまいました。阪野騎手は『動きは悪くはないがもう少しパンとしてきて欲しい』と話していましたが、時計もまずまずでしたし、初戦は一番下のクラスから出られるので、今後の上積みを考えてチークなどの矯正馬具は使わずに出走させる予定です」
(4月10日。ローレルクラブより)

地方競馬では、古馬でも出走間隔が開いていれば能力検定試験が必須です。
まあ、経験馬であれば、よほどのことでもない限りは合格にはなりますけどね。
ローレルジェイドもしっかり合格になっていました。

2019年7月の時点でJRAの登録が抹消されていて、
地方競馬から再起を賭けることが決まっていたローレルジェイド。
同時にホッカイドウ競馬の安田厩舎でお世話になることも決まっていました。

ホッカイドウ競馬は11月でその年の開催が終了してしまいますが、
それまでに何回か出走できるのかなと思っていましたし、
この仔が本気を出せば、すぐに2勝はできてもいいと思っていましたが・・・
脚の不具合を何度か発症してしまい、2019年内の出走はかなわず。

新冠橋本牧場社長「北海道に到着時から右前肢の歩様が悪かったので検査を行なったところ、内管骨瘤と膝下部で繋靭帯に炎症が出ているとの診断でした。骨瘤には焼烙治療を、繋靭帯にはブリスターで焼く治療を行ない、痛みがなくなるまでは安静にさせる予定です。ゲート試験は駐立だけなので問題なく合格しています」
(2019年7月26日。ローレルクラブより)

まずは骨瘤と繋靭帯炎。若駒に出やすい症状ですね。
ひょっとしたら、JRAでの最後のレースで凡走してしまったのは、
これも一つの原因だったのかもしれませんね。
(一番はこの仔の気性の問題だと思いますけど)

この症状については2ヶ月ほどで完治。
その頃に募集馬視察ツアーがあって、この仔にも会わせてもらいました。
特に見ていて脚元がおかしいと思わなかったのは、
ちょうど脚元が善くなっていた頃だったからなんでしょうね。


(2019年9月。募集馬視察ツアー当時のローレルジェイド)

その後はパッショーネさんで再トレーニングが行われていました。
当初は順調で、11月に出走させる目標も立てられていて、
何ならここで2勝してJRA復帰!という青写真も描かれていたようですが・・・

この中間に右前肢をハ行したため、静養させています。

パッショーネ代表「調教後に右前肢の蹄を挫石したような歩様の乱れが見られたため検査を行なったところ、蹄骨の上にある遠位種子骨に炎症が起きているとの事でした。炎症を抑える役割をする投薬治療と、患部に負担が掛かりにくいような装蹄治療を行なう予定です」
(2019年10月25日。ローレルクラブより)

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この中間はウォーキングマシン運動を行なっています。

パッショーネ代表「獣医師によると、発症した遠位種子骨炎はめずらしい病状だそうで、歩様が改善するまでには時間が掛かるとの事でした。強めの調教時に左右非対称な動きをするような感覚が少しあったのですが、早期に発見できずに申し訳ありません」
(2019年11月8日。ローレルクラブより)

遠位種子骨炎という珍しい症状になってしまいました・・・orz
そんなところで目立たなくていいんだよ、ジェイドくん・・・

これにより2019年内は治療に専念。運動再開は年明けからでした。
珍しい症状になったとはいえ、回復は比較的早くて良かったです。
その後は脚元のケアをしつつ調教をしていたそうですが、ぶり返すことはなし。

一方で、この仔の一番の課題は依然として残ったままのようです。

パッショーネ代表「ギャロップでの調教を行なっていますが、周りのあっちこっちに気を取られてしまって集中力が足らないので、ハミを掛け直したりして気持ちを持続させながら走らせている状況なので、もう少しやる気が出て欲しいです。安田調教師より、3月中旬頃に門別競馬場へ入厩してホッカイドウ競馬の開幕日4月15日のレースに使う予定だと聞いていますので、それに向けて調整を進めます」
(3月6日。ローレルクラブより)

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パッショーネ代表「安田厩舎は身体にゆとりを持たせて競馬に使うタイプなので、こちらで少しでも細身にして送り出したいと思い、追い切りを行なって身体を引き締めています。追い切りでも途中で集中力がなくなるので、鞭を見せながら走らせています。こちらではブリンカーなどは使っていませんが、集中力を出すために競馬では矯正馬具を使ったほうがよいでしょう。見せ鞭に反応しやすいようにブリンカーよりも少し浅いチークピーシーズが合うと思います」
(3月27日。ローレルクラブより)

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この中間にホッカイドウ競馬・安田厩舎へ入厩して、ゲート試験に合格しました。

安田師「1頭だけでゲートから15-15程度で走らせた試験だった事もありますが、聞いていたようにあまり覇気を感じられず、馬自身が『これぐらいでいいでしょ』と言っているような走りでした。来週に能力検査を受けて、再来週にレースというスケジュールで進めますが、やはり矯正馬具は必要になりそうです」
(4月3日。ローレルクラブより)

古馬になりましたが、気が散りやすいのは変わっていないようで・・・

自分から走ろう!というところがなく、良くも悪くもおっとりとしていて、
刺激がないと走りに集中しきれないのでしょうね。
調教でも速いペースでやらないとスムーズな動きができなかったり、
レース本番でも騎手にハードに追われないと動かなかったりなのは、
この仔のこういう気性の問題なんですよね。

安田調教師もそういった気性を見越して、能力検定試験では厳しい状況において、
この仔の闘争心や集中力を引き出したかったと思いますけど、
なまじ能力があるので相手を突き放して終わってしまいました。
おそらく、このときもこの仔は本気モードではなかったと思われます。

一番下のC3クラスからのスタートということでもありますし、
ベースの能力が高い仔なので、気性の問題が残ったままでも、
ひょっとしたら3勝を難なく挙げてしまうかもしれません。
それで当面の目的は果たせるでしょうが、先を考えると・・・うーん・・・

まあ、先のことを勝手に想像して心配しても仕方がないですよね。
まず今は、無事にホッカイドウ競馬デビュー戦を迎えて欲しいものです。
1がなければ次の2はありませんから。

ローレルジェイドがリスタートの舞台に立てることを楽しみにしています!