ローレルクラブに追加募集馬が!
ローレルクラブに追加募集馬が発表。すべて2018年産ですね。
渋いところついてきたなあっていうのが感想ですね。
■ピアノコンクールの2018
父オールステイの牡馬です。
オールステイは血統馬。
国内G1馬のトーセンラー、スピルバーグであったり、
アメリカGI馬のFlower Alleyの甥にあたります。
Cape Crossの産駒でアメリカ生まれ。
輸入されて浦河で育成され、矢作芳人厩舎からデビュー。
きさらぎ賞5着に入るなど期待は大きかったのですが、
3-4歳の間と4-5歳の間にそれぞれ1年ほど休養するなど、
脚部不安に悩まされて生涯成績は18戦3勝でした。
(当時の1000万条件まで)
競走馬引退後は浦河のヒダカファームで種牡馬入り。
2017年から種付け開始しており、
2018年産2頭、2019年産2頭が誕生しています。
募集されているこの仔はファーストクロップになります。
母ピアノコンクールは25戦0勝。
ダートを主戦場とし、未勝利戦では最高2着があります。
勝ち上がる力はあったのでしょうが、残念ながら勝ち上がれず。
その後南関東競馬へ移籍するも、10ヶ月ほどで引退。
現在はこの仔含めて3頭の子供を産んでいます。
初子はカフジリブラ(父キズナ)はJRA3戦して未勝利。
3月25日付けでJRAの登録を抹消。地方競馬へ移籍予定だそうです。
ピアノコンクールもヒダカファームの出身。
おそらくその縁でこの仔が生まれてきたのでしょうね。
生産者は津島優治さんという方のようです。
この仔は2019年のセプテンバーセールに上場予定も欠場。
その後、何らかの縁あってローレルクラブ所属となったのでしょう。
母系に目立った活躍馬はまだ出ていない状況。
父親も活躍馬とは言い難く、まだ種牡馬としては未知数です。
そんな中で募集されたということは、何か良さがあるのでしょう。
これは現時点での評価をうかがってみたいところですし、
カタログでの姿や実際の姿を見てみたいところですね。
オールステイは現役時代逃げ・先行のスタイルであり、
その父Cape Crossはダービー馬ロジユニヴァースの母父でもあるので、
産駒もパワータイプで道悪の方が相性がいいのかな?と。
■スモーキークォーツの2018
父カレンブラックヒルの牝馬です。
クラブOGグレーミーティア(父ロードアルティマ)の妹ですね。
ローレルクラブ所属馬がよく育成先としてお世話になっている、
チェスナットファームさんで生まれています。
スモーキークォーツはここまで5頭の子供を産んでいますが、
今のところ体質が弱い仔が出てしまう傾向があるようですね。
デビューまでに時間がかかってしまうか、
デビュー後数戦で引退になってしまうか。
このどちらかという感じで。
グレーミーティアは前者でしたね。
(新馬戦に間に合わず。わずか2戦で引退)
きょうだいで一番活躍しているレターオンザサンドは、
2019年のプリンシパルステークスを最後に長期休養中。
この仔はお父さんがカレンブラックヒルに変わりました。
きょうだいの悪い傾向を払しょくできているのでしょうか?
この時期に追加募集となったのですから、デビューは近いとか??
父カレンブラックヒルは言わずと知れた、NHKマイルカップ勝ち馬。
クラブの活躍馬、ローレルブレットと同期でしたね。
#ローレルブレット、NHKマイルカップ。
出資されていた方なら、苦い思い出があるのでは・・・
現役引退後は優駿スタリオンステーションで種牡馬入り。
2017年産がファーストクロップですね。
オヌシナニモノが新馬勝ちして、その後3戦してすべて入着して活躍中。
ここまで産駒で最も賞金を獲得しているのがメルテッドハニー。
この仔は村田牧場さん生産で、今後が期待される1頭ですね。
優駿スタリオンステーションで繋養されているので、
そのうち産駒が募集されないかなと思っていましたけど、
この仔が第1号ということになりましたか。
カレンブラックヒル産駒は芝でもダートでも勝ち馬が出ています。
出走頭数の関係で、ダートの短距離で一番勝ち馬が出ていますが、
まだこれといった傾向は見えていないように思います。
母系の体質の弱さを受け継がず、父に似た適性と能力を受け継いでいれば、
相当期待大と言えるのでしょうが・・・実際のところはいかに。
やっぱり、一度見て、評価も聞いてみたいところですね。
4月10日からカタログが発送されるそうですので、
まず到着したらその内容を確認してみたいところです。
これで2018年産も10頭となりましたか。
2017年産に続いて大所帯となりましたね。
永く楽しめる仔、1頭でも多く出てきて欲しいものです。
ディスカッション
コメント一覧
追加募集きましたねー!
オールステイ産駒とか、自分のようなマイナー種牡馬好きにはたまらないチョイスでした笑
ヒルノダムールとかもそうでしたが、個人的にこういう部分もローレルクラブの好きなところの一つです
時期も時期だし社会的にもこんな状況なので、これから出資数がどれだけ集まるか心配ですが、提供牧場さんのことを考えてもこの二頭が大活躍してくれるといいなと思います
>AMANISTAさん
コメントありがとうございます!
マルカシェンク、トウカイワイルド等々、過去にもありましたけど、
こういう渋い血統の仔が募集されるのは久々ですね。
脚部不安で大成できなかったオールステイ、種牡馬としては・・・?
スモーキークォーツの子供は、これなら姉のリベンジを果たせる仔だ!
とチェスナットさんが自信を持って提供してくれたのかなと思います。
いずれにしても、まずカタログでどんな仔かを見てみたいですね。
できれば実際に会ってみたいですが・・・この状況ですからねぇ。