「キャプチュード」を決めるには、もう少しでも前で!

アメージグサンが出走した2月16日の東京競馬場。
8Rにはキャプチュードも出走していました。
私は出資していませんが、この仔のレースも観てきました。

2頭のレース後レクチャーは、キャプチュードのレース後、
ということもありましたが、出資されている会員さんもいましたので、
ならば一緒に見届けましょう!ということで。

キャプチュードは4歳以上の2勝クラス対象の条件戦。
この時期に多いダートの長距離、2100mを走りました。

3歳未勝利で一度南関東競馬に修行に出ていたキャプチュード。
時間はかかりましたが、3勝を挙げてJRAに復帰。
しかし、南関東競馬時代の獲得賞金から2勝クラスに格付け。
(獲得賞金722万円は、1勝クラス卒業分相当ですもんね・・・)
復帰早々厳しい道を用意されてしまいました。

前回がJRA復帰初戦で10着。
ですが、最後はよく伸びていて見どころはあったと思いますし、
もっと前で運べれば通用するんじゃないかな?という印象でした。

前回出走後は1週間ほどの短期放牧に出ており、
帰厩後は1週間ちょっとながら調整されて今回のレースへ。

助手・2月2日(日)美南P良・4F56.8-41.7-13.6(8分所・馬なり余力)
助手・2月4日(火)美坂良1回・4F64.0-46.2-29.4-14.4(馬なり余力)
井上・2月5日(水)美南W良・5F66.8-51.9-38.1-12.4(7分所・強目に追う)

和田(郎)師「1週前なので単走でしたが、しっかりと負荷を掛けました。動きも悪くなかったし、来週へ向けて順調です」

(2月6日。ローレルクラブより)

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助手・2月9日(日)美南W良・5F71.4-55.4-40.9-13.2(8分所・馬なり余力)
助手・2月9日(日)美坂良1回・4F60.0-44.2-29.3-14.8(馬なり余力)
助手・2月12日(水)美南W良・5F71.7-55.6-41.3-12.8(8分所・馬なり余力)
ノーエクスキューズ(3歳未勝利)馬なりの外0.4秒先行同入

和田(郎)師「先週末もしっかりやっているので、3歳馬をリードする形で最後だけサッとやりました。前回の競馬で課題が残ったゲートについても中間に練習しましたし、短期放牧明けですが仕上がりは良いと思います。元々が器用なタイプではないので広い東京コースに替わるのは歓迎だと思うし、クラス2戦目で前進させたいですね」

(2月13日。ローレルクラブより)

追い切り1つ1つはハードにやっていませんでしたけど、
短期間で数多く乗り込んできたという感じですね。


この日のキャプチュードの馬体重は486kgで、前回から2kgのプラス。
もちろんガレていることはなく、余裕残しでもなかったと思います。
しっかり仕上がって出てこられていたのではないでしょうか。

馬体はいいのですが、パドックで周回を重ねるたびに、
だんだん落ち着きがなくなってきたという印象でした。
レースが近いことを悟って気合いが乗ってきたのでしょう。
ひどく発汗してはいませんでしたけど、
ここで無駄に消耗して欲しくはないところですね。

この仔の課題はゲート。出遅れ癖があります。
どうもゲート内で余計なことをしてしまうようで、
他に気を取られている間にゲートが開いてしまって、
結果出遅れてしまうことが多いようです。
それゆえ、後方待機からの追い込みに行かざるを得なくなるわけで。


(奥にいるキタサンヴィクターを介して、競馬の神様はキャプチュードに試練を・・・)

さて、今回はゲートを決められるかを注目していましたが、
競馬の神様はキャプチュードに厳しい試練を与えましたね(苦笑)

隣のキタサンヴィクターが何度もゲート内で立ち上がり、
ゲートが開くまでずっとうるさくなっていましたね・・・
これ観ていて、嫌な予感しかしなかったですね。

当然、キタサンヴィクターの姿はキャプチュードの目にしっかり入るわけで。
キャプチュード、しっかりつられてうるさくなってしまいました orz
そして、落ち着きを欠いているところでゲートオープン。
またしても出遅れてしまいました・・・

致命的な出遅れというほどでもなかったですけど、
これでいい位置をとりに行けなくなったのは確か。
これで鞍上の武藤騎手も腹をくくったのでしょうね。
最後方に控えて、終いの脚に賭ける乗り方に切り替えたようです。


(最後方をぽつんと追走しているキャプチュード)

4コーナーまでぽつんと最後方を進み、そこから一気に追い出しへ。
今回もキャプチュードはこの仔なりに伸びてくれたのですが、
上がりがメンバー6位では厳しいですよね。
それに、先行勢が上位の上がりを使っていましたから、
追い込みに向かない展開でもあったと思います。

ということで、2頭かわすまでが精一杯。
前回に続いての10着という結果に終わってしまいました。


(ゴール少し前)

武藤騎手「今日もゲートですね。隣の馬もゲートが悪くて、お互いにやり合ってしまいました。それでも道中の感じは悪くないので、このクラスでもヤレるとは思うのですが、すみませんでした」

和田(郎)師「中間に練習したのですが、今日もゲートが悪かったですね。この馬なりに最後は脚を使えているので、ゲートを修正します。節を見ながらになりますが、中山のダートの長距離を予定したいと思います」

(2月17日。ローレルクラブより)

まあ、ゲートですよね。
キャプチュード、競馬の神様の試練を乗り越えられず・・・
古馬の仲間入りをしていますが、まだ気性は幼い面があるのでしょう。

観ている感じ、この仔はテンのスピードは速くなさそうなので、
差し・追い込みのスタイルにはなるのは変わりはないのかなと。
ただ、後方からまとめて一気に差し切れるような末脚もなさそう。
そうなると、少しでも前の位置で脚を溜めて差しに行く、
というレーススタイルにして、それを磨くのが一番かなと。

個人的に参考にして欲しいのが、カナシバリという仔のレースの仕方。
ローレルクラブに馬を提供してくださる川島牧場さんの生産なんですが、
前回キャプチュードと一緒に走って、追い込みを決めて勝っています。

カナシバリも追い込みが基本のレーススタイルで、
やはりテンのスピードがある方ではないのですが、
ゲートはサッと出るので、後ろ過ぎない位置で脚を溜めていけます。

キャプチュードもこういう形でレースを進めたいですね。
それにはやっぱりゲートをスムーズに出ることでしょう。

武藤騎手は再三、この仔はこのクラスでやれると言っていますから、
それだけのものを備えているということだと思います。
同い年の牝馬(カナシバリ)に負けていられません。
ゲートを磨いて、レースをさらに覚えていって、
「キャプチュード」を見事に決めてみせてもらいたいものです!